読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

菜の花(野菜)

毎年、菜の花の葉と茎が売ってるのを見ると、作りたくなるのだが、その度に躊躇してきた。こんなに太い茎、どうしたらいいんだろう。いったいこれは蒸すのか、炒めるのか。どっちにしても、薄っぺらい葉っぱと、この太い茎を、一緒に調理すると、葉っぱはもうドロドロなのに茎はまだ火が通っていない、ということになりやしないか。

香港ではよく食べていた野菜だ。だいたい、広東料理ってほとんど肉で、野菜といったら菜の花か芥蘭ぐらいしかない。でも、自分で調理したことは一度もない。

今年、思い切って買ってみた。

市場に数ある野菜売り場の中で、今度は、野菜の質も値段もそっちのけ、売ってるおばちゃんで選んだ。親切なのはもちろんのこと、おしゃべりで、しかもそれが、外国人のわたしでも聞き取れるくらいはっきりした発音でなければならない。

果たして、理想的なおばちゃんがいた。わたしが通りかかった時、前の買い物客は1人だけで、しかも彼に向かっておばちゃん、親切、おしゃべり、そして内容がわたしでもわかる話し方をしていた。

「菜の花かい?」おばちゃんはわたしに話しかけた。

「これ・・・どうやって料理したらおいしいですか?」

「炒めだよ!そりゃ!塩で味付けすればじゅうぶん!」

「ただちょっと、葉っぱに火が通ってるのに茎は生なのがこわくて・・・」

「茎の中はやわらかくて、すぐ火が通るよ!心配だったら、縦半分に切ればいい」

「あ、なるほど」

香港で食べたのはどれも、半分になんか切ってなかったので、そんな発想には至らなかった。でも、聞くとすごく単純なことだ・・・。

狙い通り、おばちゃんはわたしが知りたいことを教えてくれ、わたしにはそれがわかった。

早速家に帰って、炒めてみた。茎は縦に切って、塩とニンニクと唐辛子で。

おばちゃんの言った通り!葉っぱも茎も、すぐに火が通り、調理しやすかった。

そして、味もGood!

ちょっとしょっぱい蘇州チャーシューとともに楽しみました。