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モンスター

借りきったサーキットコース。

整備の終わったバイクを、押し掛けで火をいれた。

パランパランパラパラ……。

目覚めたモンスターマシンは乾いた、まだ大人しいV4の2ストサウンドを奏でる。

もう一度スタンドを立て、ニュートラルの状態で2度3度アクセルを回す。

パーン!パーン!と唸りを上げ、タコメーターの針が跳ね上がる。

スタンドを外し、モンスターに跨がると、身体の下にモンスターの息吹きを感じた。

クラッチを切り、ギアを1速に入れアクセルを回すと、思ったよりスムースにモンスターは加速し、ピットロードを駆けて行く。

コーナーを抜け、立ち上りで加速を試すと、フロントが持ち上がる。

徐々にこちらのテンションが上がる。

最終コーナーを立ち上がって、アクセルを全開。

シフトアップの度にフロントが浮き上がる。

それを抑えるようにカウルに伏せ、ホームストレートを駆ける。

大気は粘り気を帯び、まるで水のようにモンスターにまとわり付き、私を剥がそうとする。

あっという間にストレートエンド、第1コーナー進入に備えて、シフトダウンして行く。

身体は前方に投げ出されそうなくらいだ。

車体を左に傾け、更に内側に上体を入れ込む。

遠心力に抗いコーナーを抜ける、沸騰するような高揚感。

私とモンスターは一体となって風に挑む。

まるで風車に挑むドンキホーテように。

ナレーション:福山雅治

ああ、長い。(笑)

お付き合いありがとうございます。(○^▽^○)

ではまた次の福山雅治シリーズで。(笑)